【タングステンウェイトを0~4個装填できる可変ウェイトシステム。ハイフロート(サーフェス)からシンキング(ディープ)まで、状況に合わせた5段階の浮力(レンジ)調整を可能にする、KRK165/205だけのウェイトシステム。】
と、HPには記載しております。
シンプルに言うと…状況に応じて浮力が変えられ、さらにその浮力に応じた色々な使い方があるよと。
使い方に幅があるのは良いことです。
が、それゆえに複雑化してしまい「このウェイト設定はどんな時に使ったらいいんす?」とか「動かし方がよくわかんないです」というのも事実あるように感じました。
選択肢が多いだけに、一見難解なルアーに思われるKRKシリーズ。
難しいルアー?そんなことはない。
究極のトコロ「とりあえず好きなウェイト放り込んで水辺でポチャンとやっちゃって下さい。ね、面白いでしょ⁉︎」な訳ですがそんな雑多な説明できません。
なので、一旦KRK165を分かりやすく解剖します。
実はシンプル!KRK165の操作とウェイト設定
どういう風にKRK165を使えばいいかわからない場合、基本操作をひとつだけ覚えてください。
ロッドをタンッと下方向に弾いて、同時に出た糸ふけをクルッと巻き取る。
ルアーが横にスライドし、止まった瞬間に間髪入れずタンッとロッドを弾く。
右、左、右と規則正しくスライドダートさせるのが基本動作。
この動作をタングステンボール0個や1個でやれば、ペンシルポッパー的に水面をペコッと音を立てながらドッグウォークします。
タングステンボール3個や4個の浮力を抑えた設定なら、S字系ビッグベイト特有の大きな左右へのスライドダート。
ロッド操作は全く同じ。
使い分けは単純に魚が浮いているか?沈んでいるか?それだけの違いです。
もしくは水面下50㎝までウィードが伸びていて、レンジを下げるとスタックしてしまうからハイフロートで…という使い分け。
慣れてきたら規則正しい左右へのダートを「ターン、タンタンッ」など、足の長いダートと短くダートを組み合わせたイレギュラーなアクションに変えてみます。
さらにステップアップ
さっきまではダートしたら間髪入れずに次のアクションを入れていたものを、今度はダート後に2〜3秒ポーズをいれてみます。
「ターン、タンタンッ……タンタンッ」など不規則な感じで。
これも何秒止めるの?とか何回連続でダートさせたら良いの?とか色々考えてしまうけれど、大事なのは釣れそうなアクションに見えること。
ボヤッとした表現だけど、自分が魚なら食っちゃうだろうなと思えるアクションでやってみて。
この時に大事なのは、感覚を掴むまでは視認性の良いカラーがおすすめ。
自分のルアーがどう動いてるか確認しながらアクションを行うのが大切です。
ルアーの動きが見えると集中力が上がるし、ルアーの位置やレンジを見ながらアクションを調整できると釣果に間違いなく直結します。
ナチュラル系カラーしか持っていない場合は背中にマーカーシールで対応可能です。
使い方を一つに固定してみれば、実はなんのことはないレンジを変えていただけだったというシンプルな面が見えてきました。
次回はシンプルな浮力調整の考え方について。