タングステンボールを出し入れすることで浮力調整が可能な、KRKシリーズに搭載されている「リロードウェイトシステム」。
現場で板オモリを貼ったり剥がしたりという作業をすることなく、ハイフロートジャークベイトとして使ったりシンキングに可変して深いレンジを攻めたりと、「何度でも」「簡単に」ウェイト調整することができます。
そのウェイトルームの入り口にある通称「ウェイトキャップ」。
PVC製のキャップは、キャストの衝撃でボールウェイトが抜け落ちない程度の硬さに調整してあります。
寒い季節には樹脂が若干硬くなりがちで、キャップをガバッと開きすぎるとキャップの付け根が割れてくることがあります。
寒い時期にはボールウェイトを出し入れできる最低限のキャップの開け閉めにしてあげると持ちが良くなるはず。
もしボロッと折れてしまった場合はパッケージに付属のウェイトキャップ、もしくは別売りのPVCパーツセットで補修してください。
ウェイトキャップ交換方法
ウェイトキャップの根本部分は瞬間接着剤で固定されています。
家にある物で簡単に交換してみましょう。
用意するものは針金とライター。
まず針金の先端を熱々に炙って、残ったウェイトキャップの中心にジュッとぶっ刺す。
2〜3回繰り返してウェイトキャップの中心の穴を広げる。
リューターやドリルがある場合は中心に小さい穴を開けても良し。
あとは針金などで残ったPVCパーツをほじり出すだけ。
100均で売ってる細い精密マイナスドライバーでほじると取りやすかったです。
クリップのような柔らかい針金だと無理かな…
※くれぐれもほじりすぎて知らない間にボディをエグっていた…とならない様にご注意くださいm(_ _)m
瞬間接着剤が穴のフチに残っているとキャップが入らないので、カッターの刃先やドリルで穴をきれいに掃除してあげます。
キャップが入りにくい場合は穴を少し大きくしても問題ありません。
あとは新品のウェイトキャップを差し込むだけ。
結構固いので、ラジオペンチの背や先端でグイグイ押し込んでやれば良いでしょう。
水をつけると滑りが良くなって押し込みやすくなります。
瞬間接着剤は無しでも、よほどガバガバになっていない限りは取れないと思う。
取れそうなら瞬間接着剤を一滴垂らして接着してあげてください。
接着する場合は真ん中の細いブリッジ部分は接着しないように。
穴とキャップのクサビ部分だけを接着してくださいませ。
キャップ交換はこれにて終了。