炎天下のお助け釣法「キリカケ跳ねネコ」で夏を乗り切る②

前回からの続きです。

ストレートワームなら何でも出来るのじゃないか?と思われるかもしれませんが…

「跳ねネコ」に向いたストレートワームというのがあります。

跳ねるという動作、ロッドをパンパンッと弾くような操作だけにワームにはそれなりに負荷がかかります。

柔らかすぎる、ちぎれやすいワームはNG。

ワームが何本あっても足りなくなります。

そして、ワームは張り感強めのものがおすすめ。

ストレートワームが曲がってまた元に戻る復元力といいますか、パチンパチンッと弾けるようなアクションが出るもののほうがよく釣れます。

弊社のワームだと、「キリカケ」も「デルタ」も両方張りの強いワームですので、どっちもおすすめ。

キリカケの場合はキリカケテールがビリビリとバイブレーションして、フォール重視の釣りになります。

キリカケ4.7inch跳ねネコセッティング

跳ねネコは必ずシリコンチューブを入れてください。

針持ちの良いワームでも、シャクるとフックを刺したところから裂けてきます。

4.7inchには内径5mmのチューブを。

フックはガード付きの#2クラス。

ガードの有無はお好みですが、ウィードのポケットに入れたり立木にタイトに落としたりと、基本何かあるところでやるのでガードはあったほうが良し。

ネイルシンカーは1.3gか1.8g。

風が強いときや速く沈めたい時はさらに重くしていきます。

跳ねネコの使い方

跳ねネコを使う場所はウィードレイクなら、ウィードフラットのポケットに落としていくイメージでブラインドでシャクったり、目視できるエビモのパッチのキワを撃ってみたり。

ウィードのないフィールドだと岩盤沿いにフォールさせたり、立木などの縦ストラクチャーを撃つなど、案外使いどころは多いです。

キャストしたらボトムを一旦取って、2〜3回パンパンッと軽く跳ね上げる。

ラインテンションフリーで落として、ボトムで5〜7秒ストップ。

再びパンパンッと跳ねてテンションフリーでボトムに落とし5〜7秒ストップ。

見えてるストラクチャーをうつ時は2セットやったら即回収で、テンポよくどんどんうち込んでいきます。

あとは跳ねる釣りにおいて人によって変わるところですが、跳ねる前にアタリを聞くか聞かないか。

僕の場合、跳ねネコはシャクる前に必ずロッドティップでアタリを聞いてから跳ねます。

跳ねた後にラインが止まったり走ったりしてくれれば明確にアタリだと分かるのですが、食ったまま動かない魚もいます。

食ったのに気づかず跳ねる動作がフッキングを兼ねることもありますが、柔らかいスピニングということもありフックがしっかり刺さりきらない場合も。

アタリを聞いてしっかりフッキングした方が取れる魚は多いように感じます。

アタリを聞く動作はラインをほんの一瞬張るだけ。

ロッドティップをヌーンと手前に引いてはいけません。

ワームがボトムでズルズルと動かないように。

ワームがピクッと震えるくらいのつもりで、一瞬だけラインを張ります。

食ってればこれでも十分に違和感を感じます。

真夏の真昼間、何をやってもバイトが出ない時こそ「跳ね」のようなスピード感のある釣りの出しどころかもしれません。