魚の「学習」「スレ」にどの様に立ち向かうか

なかなかご好評で皆様の興味を惹いている本日は読み物シリーズです。
「スレて釣れなくなった。」とか、「このルアーは出たばかりの頃は反応がすごかった。」など話はよく聞きます。ひとえに、これは魚がルアーを学習しているからだと思います。
池の鯉に手を叩くと寄ってきて餌をねだる。これも鯉が「音=エサ」だと学習しているからでしょう。
一度釣り針に掛かった魚はその事を学習をして、2度目からは釣りづらくなることもすでに実験で分かっているそうです。つまり、どのフィールドへ行っても魚は今より賢くなり、より釣れづらくなっていくという事です。

「本能」へ、ダイレクトに。

先日、ルアーの音についてもちょこっとブログに紹介しました。「小魚の出す音はバスに捕食スイッチを入れているのではないか?」

捕食時に実際に「音」は鳴っている!?ルアーの音について。

これもひとたび間違うとバスにとっては過去に釣られた、もしくは見破ったルアーの記憶を呼び覚ましてしまうマイナスポイントになる可能性もあります。では、スレきった天才バス達にどう口を使わせればいいのでしょうか。
高速巻きやジャークでリアクションバイトさせる。ウィードにルアーを隠して軽く揺すりバスに気づかせウィードを切ってエスケープアクション。バスのテリトリーにルアーを何度も通し怒らせて口を使わせる。
どれもうまくバスの本能を刺激した方法だと思います。
とりあえず投げれば釣れていたひと昔前とはもはや違います。
上手い人は同じルアー、同じタックルを使っていてもバスが思わず反応する動き、止める間合い、そしてルアーを通すコースを知らず知らずのうちに体で覚えているのかもしれません。

思わずバスが反応する。

コレが間違いなくキーポイントでしょう。
バスの本能に訴えかけるような要素を意識して、一投一投に盛り込む事が一匹への近道になるはずです。
そして、もうすぐ発売するマサムネにも、このようなバスの本能に訴えかける要素を込めて作成しています。